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瀬戸・天目作家 水野富弘のブログです。
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天目よもやま話

曜変天目(稲葉天目)、最近はこれを、プロからシロートまでが焼き上げるまでになっている。ただ、その実態は、小生にとって「それは何だ?」と言いたいような”偽物”曜変天目であって、焼きたくもない品物である。

以前小生が個展をした際、画廊の要望で天目作品を預けた事がありました。といっても画廊は天目の何たるかを知らなすぎて、他所で小生の油滴天目作品を見せた様でした。知らないことは恐ろしいもので、小生にとっても復元・再現とは違いますし、純然たる油滴天目の”作品”です。それを、画廊は何も知らないがために再現・復元の品物と口にして販売し、その結果に起こった客からのクレームに対し、小生を悪者に仕立て上げ、一方的に過失・責任を押し付けられた事がありました。偽物・再現と作品の違い。

偽物曜変天目は、一度黒く焼き上げた上に、低下度の絵の具を乗せ電気炉・ガス炉で焼き上げることで、偽物曜変天目として完成させる手法です。

以前、まるこげブログの方が小生の所へ訪ねて見えた時、いろいろと偽物曜変天目を焼かれている方々のバクロ話を聞かせてもらいました。偽物曜変天目を作っている方には悪いですが、どちらにしても魅力はないものです。

天目を作られている方々は、小生共々、プライドがあるのでそれを偽物だとか、殊更に悪くは言いません。作品としてなら、どんな手法も自由ですし、私も、再現では無く、自分の天目作品を作っています。だから、偽モノでも、それを”再現では無い”と断った上で作る分には、それは作家の作品です。

曜変天目は同じようには焼けず、それ故に同じ物は無く。一見して同じように見えても、”偽物”曜変天目は外見だけが似せてあるだけの曜変です。似ているだけで、両者は全く別のものです。本物の曜変の様子は、釉薬によるものでは無く、窯の偶然な変化である事を感じさせるものです。

小生がやっている曜変天目(油滴・建盞・烏盞)も、その時々によって焼き上がりが違います。曜変とは一見して別のものに見えるかもしれませんが、変化を出す手法としては本家の曜変天目と同じく、窯による特殊な変化を使ったものです。だからこそ、曜変(窯変)なのであり、偽物の様な曜”釉薬”天目とは違います。

 

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友人の個展

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DMの写真です。友人の井口博之さんが名古屋栄三越にて、3月4日(水)~3月10日(火)まで、作品展を行っています。今日,
作品展を見に行って、絵を買ってしまいました。

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お近くの方で、絵の好きな方は見て頂けたら幸いかと、思います。

著者紹介

水野富弘

陶芸家:水野富弘
瀬戸の天目作家・水野富弘です。天目の話や作品など、陶芸作家の日常を通して想いのままに書き綴ります。主催する会員制陶芸教室の様子なども折々に。

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